のこり時間
皆さん、こんにちは(^_^)
今回は、母親のことをシェアしたいと思います。
現在81歳の母は、昨年12月に脳梗塞になって以来、入院生活が続いています。
9月からは介護医療院という、介護が必要で、主として長期にわたり療養が必要な人が入院する病院にいるのですが、先日、病院から外出をして、家に連れて変える計画を立てていました。
12月に倒れてから一度も家に帰ることができていなかった母。少しでも、家で過ごしてもらいたい・・・そんな想いを込めて準備していました。
ところが当日の朝、外出に出ようとしたところ、高熱が出てしまい、外出は中止に。
そしてここ数日で、血液循環が悪くなって皮膚の色が悪化してくるという状態になり、生命力が弱まってきています。
日に日に身体が静かに変化していく様子を見ながら、人間の身体はいつかは終わりを迎える存在なのだと改めて実感しています。けれども、それは”おわり”ではなく”移行”であると、私は感じています。
単に肉体の命を延ばすことよりも、この限られた期間を「どう生きるか」「どう過ごすか」の方が大切。それは母だけでなく、見守る側の私達にとっても同じです。
看護師として多くの最期に立ち会ってきた経験から、旅立ちの時期や、どの様な経過を辿るかを感覚的に察することがあります。
そして、魂が肉体から抜けていく際に生じる、独特のエネルギーの「うねり」や「ひずみ」のようなものも感じます。
それはまさに、魂が次の世界へ移行していくプロセス。壮絶でありながらも、どこか神聖さを感じる瞬間でもあります。
いま、母はその「次のステップ」を歩み始めています。
だからこそ、この「のこり時間」を母への感謝のエネルギーで満たしながら、丁寧に過ごしていきたいと思います。
「死=おわり」ではなくて「新たな旅立ち」「肉体からの解放」。
私達が子どもの頃から大人になるまで育ててくれた母への感謝と共に、これから旅立っていく母へのサポートを、残りの時間与えていきたいと思います☆
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